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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科2巻4号

1948年08月発行

文献概要

Ⅰ綜説

點眼藥と角膜新陳代謝

著者: 倉知與志1

所属機関: 1金大眼科

ページ範囲:P.139 - P.144

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 點眼薬は眼科醫が最も關心を拂うものゝ一つではあるが,實際は成書や習慣にたより,或は新藥などでは大した刺戟さえなければ案外充分な吟味をしないで使用する向きが多いのではないかと思われる。然し點眼藥は理想的な處方により理想的な用い方をしようとすれば仲々面倒なものである。
 點眼藥の理想としては,1)主藥の作用が充分に發揮されること,2)組織を障害せず,刺戟感の少いこと,3)耐久力あること,4)顔面・着衣・ハンカチ等を汚染せぬこと等を擧げ得ると思うが,言うまでもなくこれらの中1)と2)とが最も本質的なものである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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