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Ⅱ臨牀實驗
戰時中某海軍工廠に於ける角膜異物の統計的觀察並びに豫防對策
著者: 赤松二郞1
所属機関: 1倉敷中央病院眼科
ページ範囲:P.159 - P.161
文献購入ページに移動緒言
角膜異物は吾人の日常生活に於ても屡々相遇する外傷なるも機械工業の發達に伴ひ最近激増せる結果一種の職業病として工場眼科の重要なる地位を占むるに至れり。偶々余は某海軍工廠に勤務中多數の患者に接しその原因を探求し豫防對策を講ぜんとし昭昭16年より同19年に至る迄約4ケ年間に於ける角膜異物竄入者350例につき統計的觀察を試み同時に旋盤工員1230名につき作業距離,異物竄入回數,勤務年月,保識眼鏡の有無等を調査し聊か知見を得たるを以つて茲に報告せんとす。
角膜異物は吾人の日常生活に於ても屡々相遇する外傷なるも機械工業の發達に伴ひ最近激増せる結果一種の職業病として工場眼科の重要なる地位を占むるに至れり。偶々余は某海軍工廠に勤務中多數の患者に接しその原因を探求し豫防對策を講ぜんとし昭昭16年より同19年に至る迄約4ケ年間に於ける角膜異物竄入者350例につき統計的觀察を試み同時に旋盤工員1230名につき作業距離,異物竄入回數,勤務年月,保識眼鏡の有無等を調査し聊か知見を得たるを以つて茲に報告せんとす。
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