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Ⅱ臨牀實驗
外傷後片側三叉,顔面,聽,神經障碍を來し次いで兩側單性視神經萎縮,腦下垂體腺腫,視神經交叉部蜘蛛膜の瘢痕形成を證明し得たる1例
著者: 赤松二郞1
所属機関: 1倉敷中央病院眼科
ページ範囲:P.240 - P.243
文献購入ページに移動緒言
余等は頭部外傷により一側性の三叉,顔面聽神經麻痺を遺したる患者にて約11ケ年後に至りて同側眼の視力減退を來し,兩側耳側半盲症を證明せる1例に對し開頭術を行へる結果,視神經交叉部一帶の蜘蛛膜に著明な瘢痕形成と腦下垂體腺腫の存在を認め手術により視力及び視神經と前記諸神經麻痺の著しき恢復を見たる珍らしき症例を報告する。
余等は頭部外傷により一側性の三叉,顔面聽神經麻痺を遺したる患者にて約11ケ年後に至りて同側眼の視力減退を來し,兩側耳側半盲症を證明せる1例に對し開頭術を行へる結果,視神經交叉部一帶の蜘蛛膜に著明な瘢痕形成と腦下垂體腺腫の存在を認め手術により視力及び視神經と前記諸神經麻痺の著しき恢復を見たる珍らしき症例を報告する。
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