icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科2巻6号

1948年12月発行

文献概要

Ⅱ臨牀實驗

結核「アレルギー」前期の「フリクテン」

著者: 小原博亨1

所属機関: 1名古屋鐵道病院

ページ範囲:P.255 - P.258

文献購入ページに移動
 「フリクテン」(以下「フ」とす)の大部分は結核の「アレルギー」(以下「ア」とす)性疾患とされ日常最も頻回遭遇する眼疾患である。予は嘗て「フ」患者の「ツ」皮内反應も調査し夫れは從來の報告の如き高陽性率を示さず年齡的に差異があり小兒期に於て33%内外であり,「ツ」反應のみより觀れば「フ」の結核説に疑義を持つとしたが予は更に,「ツ」反應陰性の「フ」患者に「ツ」反應を追究し間もなく陽性轉化した者の中で明かに結核性「フ」と判斷せらるるものを報告し「フ」が結核「ア」前期に來る場合あり,此の場合の「フ」が結核豫防上重要視さるべき事を報告せんとする次第である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら