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Ⅰ綜説
網膜血管血壓と其臨床的意義
著者: 植村操1
所属機関: 1慶大
ページ範囲:P.321 - P.233
文献購入ページに移動又上膊に於ける血壓測定のみで全身の血行状態を知ることは困難な場合が多い。血行障碍は全身血管の部分的變化,即ち大,中,小,或は毛細血管等,何れに限定されても起り得るのである。今假に之等血管の内何れかにのみ障碍が起つても全身血壓は種々の程度に上昇し得るのであるから,その成績だけで,その據つて來る根源を知ることは相當に困難な場合がある。
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