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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科20巻10号

1966年10月発行

文献概要

綜説

球状角膜

著者: 戸張幾生1

所属機関: 1東京大学医学部眼科

ページ範囲:P.1303 - P.1314

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I.緒言
 日常われわれが観察している角膜の形には,大きなもの,小さなもの,また隆起の強いもの,扁平なものなど,外見上種々の形のものに接することがある。半球状或いはドーム状に膨隆している球状角膜Keratoglobusについては,これまでわが国では,その例にほとんど接していない。教科書といわれるものにも,球状角膜についての正しい解釈がなされていない。著者は最近青色強膜を伴つた球状角膜の例に接し,その特徴的所見とともに,数々の新知見を得る機会を得たので,過去の球状角膜の文献的考察とともに,球状角膜の概念を考察したい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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