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臨床実験
眼科領域におけるCephaloridineの基礎的および臨床的研究
著者: 生井浩1 鬼木信乃夫1 野中吉郎1
所属機関: 1九州大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.1339 - P.1343
文献購入ページに移動Cephaloridine (Ceporan)は1945年Brotzuにより,イタリア・サルジニア島海岸で分離されたカビの一種Cephalosporium acremoniumが産生する抗菌成分Cephalosporin Cより得た化合物より合成して作られた抗生物質である。本剤の発見はかなり古いが,その後の化合物合成研究に時間がかかり,最近になり初めて海外の文献にclosed upされたものである。その構造式を見るとペニシリン核と類似した核をもつているがペニシリンとは交叉アレルギーがなく,しかもペニシリナーゼに強い抵抗性を有し,注目に値する抗生物質である13)。私達はこのCephaloridineの眼科領域における基礎的研究と,若干の臨床応用を試みたので報告する。
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