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臨床実験
α—Mercaptopropionyl-glycineによる老人白内障の治験成績
著者: 平田敏夫1
所属機関: 1広島大学医学部眼科
ページ範囲:P.1345 - P.1351
文献購入ページに移動I.緒言
老人白内障の薬物療法については,古来幾多の薬剤が試みられて来たが,それらの多くは明確な理論的根拠を欠くか,或いは効果が不確実なため,時と共に顧られなくなっている。
現在我が国では,荻野の広汎な白内障の成因に関する研究から生れたカタリン,及び作用機序の類似したファコリンが広く使用されているが,その効果には限度があり,理想的で確実な薬剤とは言えない。
老人白内障の薬物療法については,古来幾多の薬剤が試みられて来たが,それらの多くは明確な理論的根拠を欠くか,或いは効果が不確実なため,時と共に顧られなくなっている。
現在我が国では,荻野の広汎な白内障の成因に関する研究から生れたカタリン,及び作用機序の類似したファコリンが広く使用されているが,その効果には限度があり,理想的で確実な薬剤とは言えない。
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