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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科20巻10号

1966年10月発行

文献概要

臨床実験

α—Mercaptopropionyl-glycineによる老人白内障の治験成績

著者: 平田敏夫1

所属機関: 1広島大学医学部眼科

ページ範囲:P.1345 - P.1351

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I.緒言
 老人白内障の薬物療法については,古来幾多の薬剤が試みられて来たが,それらの多くは明確な理論的根拠を欠くか,或いは効果が不確実なため,時と共に顧られなくなっている。
 現在我が国では,荻野の広汎な白内障の成因に関する研究から生れたカタリン,及び作用機序の類似したファコリンが広く使用されているが,その効果には限度があり,理想的で確実な薬剤とは言えない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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