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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科20巻11号

1966年11月発行

文献概要

臨床実験

散瞳トノグラフイー

著者: 真壁禄郎1

所属機関: 1在フランクフルト大学眼科,前新潟大学眼科

ページ範囲:P.1417 - P.1420

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I.緒言
 うつ血緑内障の早期診断に価値の少ないトノグラフイーも,暗室試験併用(Foulds)や,点眼散瞳試験の併用(Beckerら)により有用な診断法となり,他方又,広隅角眼についても散瞳トノグラフイーが論ぜられている(Galin)。
 著者らも散瞳によるトノグラフイー値の変化を検討しているが,今回は,作用時間の短い副交感神経麻痺点眼剤,Mydriaticum-Rocheを,うつ血緑内障素質眼,初期広隅角単性緑内障眼,広隅角正常眼に使用して,小数例ながらいささか所見を得たので簡単に報告したい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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