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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科20巻12号

1966年12月発行

文献概要

談話室

眼鏡店検眼に対する批判とその対策

著者: 野村穆

所属機関:

ページ範囲:P.1537 - P.1555

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I.緒言
 私達が日常外来に於いて視力の矯正,屈折検査及び眼鏡の処方を行う場合,現に所持せる既製の眼鏡を知ることは,視力並びに屈折状態の経過を察知する上に甚だ有意義かつ診療能率上にも便利である。
 私は約10年前から屈折検査を目的とする場合だけでなく,眼精疲労,調節衰弱を訴える際,或いは飛蚊症・視朦・充血・眼脂・流涙・自覚暗点など況ゆる場合に努めて患者の所持する眼鏡度を検し,特に眼鏡店にて検眼作製されたものに就いて調査し,その中から適当でないと考えられるものを選出して次に述べる結果を得た。視力並びに矯正視力は徳大式試視力表照明装置を用い5米の距離から万国式環状試視力表にて測定した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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