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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科20巻2号

1966年02月発行

文献概要

特集 第19回日本臨床眼科学会講演集 (その1) 〔学会講演〕

真菌(Aspergillus fumigatus)による眼内炎の1例

著者: 越智通成1 青木功喜1

所属機関: 1北海道大学医学部眼科

ページ範囲:P.157 - P.169

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I.緒言
 真菌が眼感染症の病原体としてHeidelbergのLeber教授により初めて報告されて以来,既に約90年を経た今日,その報告例が急増している事実は,真菌の病原性と治療法に新たなる問題を提供している。
 我々も眼真菌症例が増加している事実を経験しているが,最近Aspergillus fumigatus (以下A.f.と略す)による眼内炎の1例を経験した。真菌による眼内炎の1報告例は少く,又その分離株を以て2,3の感染及び治療実験を試みたので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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