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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科20巻3号

1966年03月発行

文献概要

特集 第19回日本臨床眼科学会講演集 (その2) 学会講演集

人間ドック十年間の眼科的考察

著者: 河東陽1

所属機関: 1聖路加国際病院眼科

ページ範囲:P.299 - P.304

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I.緒言
 本院に於ける過去10年間に人間ドック(1週間検査)入りした人々は4,068名になるが,その内重複を避け整理し得た3,925名の眼科的所見の内,網膜動脈硬化度,水晶体溷濁,屈折状態等の各年代別頻度,推移を求め,これらと内科的諸検査頻度とも比較して見たいと思う。次にこれら受診者の内5年以上10年の期間に数回入院して,その経過を観察し得た252名の網膜動脈硬化,水晶体酒濁の経年変化を,内科的異常者群と健康者群について比較し,内科的諸検査所見との相関を求め生理的老化過程の問題を眼科的角度から考察して見たいと思う。本院の人間ドック入院者は先づ内科的予備検査を受け明かな病人は除外し,一応健康者として現在社会生活に従事している人々の成績であり,その大部分は男子で約8割を占めている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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