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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科20巻3号

1966年03月発行

文献概要

特集 第19回日本臨床眼科学会講演集 (その2) 講演外

表層性瀰漫性角膜炎について特にIDU使用との関係

著者: 佐野正純1

所属機関: 1岐阜県立医科大学眼科

ページ範囲:P.409 - P.419

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I.緒言
 所謂表層性瀰蔓性角膜炎は,明治27年井上達五郎氏が初めて記載して以来,幾多の報告があり,中島実氏のアレルギー説,特に昭和9年武田隆氏の詳細な研究以来,V.B2欠乏説が大きく台頭して来た。本症は日常屡々遭遇するものであるが,失明の慮がないためか些か等閑に付されている感がないでもない。所が近年本症でV.B2が奏効しないものが少なくない上,長期にわたつて増悪を繰返し,種々な愁訴を伴なうものがあるので,ここで本症を再検討すると共に,此が治療についてもいささか検討を加えたので,ここに報告し諸賢の御批判を仰ぐ次第である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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