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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科20巻3号

1966年03月発行

文献概要

臨床実験

ヴィールス性角膜炎に対する凍結療法

著者: 神鳥文雄1 福永喜代治1 玉井嗣彦1

所属機関: 1鳥取大学医学部眼科

ページ範囲:P.425 - P.432

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I.緒言
 凍結器の眼科的利用は,1961年Krawawicz1)が初めて水晶体摘出に際し,dry ice (CO2)とmethyl alcoholの混剤で銅棒を冷却して用いたのが始まりであるといわれている。その後,さらに色々と改良されてKelman等2),又Bellows3)が同様に水晶体摘出に利用し報告している。
 一方,ヴィールス性角膜炎に対する治療法もIDU,TIC等が時代の脚光を浴び,その効果も相当なものが報告されているが,未だ完全な特効薬となり得ない場合がある。そこで著者等はIDU,TICの効果がなくなつた再燃性の難治なヴィールス性角膜炎に対して,本凍結療法を試み,見るべき結果を得たのでここに報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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