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特集 第19回日本臨床眼科学会講演集 (その3) 学会講演集
脈絡膜悪性黒色腫の7例
著者: 小沼衛1 田村茂博1
所属機関: 1信州大学医学部眼科
ページ範囲:P.485 - P.495
文献購入ページに移動I.緒言
白人には脈絡膜悪性黒色腫の症例は極めて多く,眼球腫瘍のううでは最も高い比率を示しているが,我国での本症発症率は低く眼球腫瘍としては網膜膠腫を経験することが多いのは周知の如くである。信州大学眼科学教室に於ては,昭和33年から昭和40年7月までに脈絡膜悪性黒色腫5例を経験した。8年間に5例という数は九州大学の26年間に8例という報告に比しやや多いが,いずれにしても本邦の脈絡膜悪性黒色腫は症例が少く,白人のそれと病型を比較し又その特色を知るには更に多くの症例が加えられねばならない。そのような意味で,ここに自験5例,及び当教室で組織検査の結果,脈絡膜悪性黒色腫と判明した2例を加え,計7例について追加報告する。
白人には脈絡膜悪性黒色腫の症例は極めて多く,眼球腫瘍のううでは最も高い比率を示しているが,我国での本症発症率は低く眼球腫瘍としては網膜膠腫を経験することが多いのは周知の如くである。信州大学眼科学教室に於ては,昭和33年から昭和40年7月までに脈絡膜悪性黒色腫5例を経験した。8年間に5例という数は九州大学の26年間に8例という報告に比しやや多いが,いずれにしても本邦の脈絡膜悪性黒色腫は症例が少く,白人のそれと病型を比較し又その特色を知るには更に多くの症例が加えられねばならない。そのような意味で,ここに自験5例,及び当教室で組織検査の結果,脈絡膜悪性黒色腫と判明した2例を加え,計7例について追加報告する。
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