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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科20巻4号

1966年04月発行

文献概要

特集 第19回日本臨床眼科学会講演集 (その3) 学会講演集

眼球加圧試験時の眼内圧動態について

著者: 飯沼巌1 上野山謙四郎1 坂口健1 近江栄美子1

所属機関: 1和歌山医科大学眼科

ページ範囲:P.513 - P.517

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I.緒言
 緑内障診断の為のTonography5)6)8)13),吸盤法2)3)4)9)10)11)15),或は眼球圧迫試験等1)16)22)26)の外圧負荷時に於ける眼内圧の反応は,従来より動物実験により眼球内に直接針を刺入してその変化を測定した報告が幾つか見られる7)14)17)〜26)(第8図)。しかし,初期の報告の多くは水銀マノメーターを使つた技術的に不完全なものであり,所謂Open stop cockに近く,従つてその結果も多様である。最近になつて電気マノメーターを使用した実験も報告されたが,その最も重要な測定条件であるtransducerの容積変化等の規格性能について記載のないものが殆んどである。
 著者等は今回,tonography,吸盤法,眼球圧迫試験の三種の負荷試験時生ずる眼内圧の変化を,家兎生体眼及び摘出人眼で検討し,今日最も理想的とされているStraingauge typeのpressure transducerを使用して前房ならびに硝子体manometryを行つたので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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