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特集 第19回日本臨床眼科学会講演集 (その3) 学会講演集
生活環境と眼精疲労
著者: 鈴村昭弘1 谷口正子1 三輪武次1 山本孝2 上田実3
所属機関: 1名古屋大学環境医学研究所 2名古屋大学農学部林学科 3名古屋大学工学部電気学科
ページ範囲:P.573 - P.581
文献購入ページに移動近代科学の進歩は人の生活環境を著るしく変えている。人の住居もこの例にもれず,木造よりコンクリートと変化しつつある。また内部様式も畳,板,壁といつたものも,それぞれ合成材に変化している。こうした科学の進歩にともなう居住性の変化は人体に何等かの影響を及ぼしていることは充分考えられる。すでにコンクリート等による冷えの研究1)などに見られるところである。
筆者らは机表面の色彩及び材質と照明光源の質による眼疲労への影響の研究中に,実験室の床等の条件が意外に眼機能への影響のつよいことを知り,このことは近代生活に於ける眼精疲労の増加ともからんで興味あることと考え報告する次第である。
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