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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科20巻6号

1966年06月発行

文献概要

臨床実験

網膜色素変性症のERG

著者: 神鳥文雄1 瀬戸川朝一1 玉井嗣彦1

所属機関: 1鳥取大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.831 - P.834

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I.緒言
 網膜色素変性症(以下本症)において,そのごく初期よりERGがextinguished typeとなる事は,Karpe時代にはほぼ定説化されていた。即ち,比較的弱い光刺激を用いれば,本症例の殆んどにおいてextinguished ERGが観察される事は現在でも間違いではない。ただ,本症の初期において桿体系の異常が,強度の光刺激に対して如何なる反応を示すか,これは興味ある問題である。著者等は,比較的初期の本症患者23名について弱光刺激より強度光刺激まで階段的に照射し,ERGを記録観察し僅かの知見を得たのでここに報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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