文献詳細
第1回眼・光学屈折学会
文献概要
I.緒言
現在角膜曲率の測定は,各種のオフサルモメーターによつて行なわれている。この測定された値について臨床上,最も問題のあることは,その装置の精度をはるかに上廻る誤差を認めることである。人眼を測定した時にはもちろん,スチールポールを数人で測定した値を比較した際においてすら,測定者による有意の差をみとめる。
特に測定者が同一でない場合とか,数ヵ月数年以前の測定値と比較する場合にこの傾向は著明であるが,その測定値が正しいかどうかを確める方法がない。
現在角膜曲率の測定は,各種のオフサルモメーターによつて行なわれている。この測定された値について臨床上,最も問題のあることは,その装置の精度をはるかに上廻る誤差を認めることである。人眼を測定した時にはもちろん,スチールポールを数人で測定した値を比較した際においてすら,測定者による有意の差をみとめる。
特に測定者が同一でない場合とか,数ヵ月数年以前の測定値と比較する場合にこの傾向は著明であるが,その測定値が正しいかどうかを確める方法がない。
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