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第1回眼・光学屈折学会
水晶体屈折力の老人性変化
著者: 小沼衛1
所属機関: 1信州大学医学部眼科
ページ範囲:P.911 - P.912
文献購入ページに移動 水晶体は発生学的に外胚葉性であつて,赤道部の上皮細胞が分裂増殖して水晶体線維に移行するもので,身体他部の組織たとえば爪や毛髪の発育と似ているといわれる。しかし水晶体の場合には発育した線維は外に排出される所がないので漸次内部に押込められて,その中心部が漸次密度の高い核となり周辺部の比較的屈折率の低い皮質と区別される様になることは周知の事実である。
人眼の水晶体も一生を通じて発育を続け老年になる程その重量と容積とを増すことは既に認められている事実であり,皮質及び核の屈折率も高くなるといわれる(Scammon, Hesdorffes, Woinnow氏)。
人眼の水晶体も一生を通じて発育を続け老年になる程その重量と容積とを増すことは既に認められている事実であり,皮質及び核の屈折率も高くなるといわれる(Scammon, Hesdorffes, Woinnow氏)。
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