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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科20巻7号

1966年07月発行

文献概要

第1回眼・光学屈折学会

ライトガイドによる眼手術照明について

著者: 奥田観士1 清水武子1

所属機関: 1岡山大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.1039 - P.1040

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I.緒言
 眼科手術には種々の照明が用いられる。外眼部手術では一般外科用の無影燈あるいはこれに類するものでよいが,角膜,前房,虹彩,水晶体等の手術には集束光線による照明が必要である。これにはハンマーランプあるいはこれに類するものがよく用いられる。併し狭い深部の手術野にはこれらのものもなお不十分である。そこで視線に一致した方向よりの照明用として額帯燈が用いられるが,多くは小さな電球を使用するために光力に不足がある。更に眼内の観察のためには鞏膜透照法も必要となるのであるが,これには古くから透照用の特殊先端部を電気検眼鏡光源にとりつけて用いられている。併し,これらの装置はいずれも光がよわく,Strampelli氏の器械でも尚色素の多い日本人には不十分である。又手に持つ部分がかなり大きく,取り扱いが不便である。
 我々は眼球開壁術用の照明装置を研究中であるが,最近fiber opticsの発達により強力な光源からの光を自由に目的の方向或いは場所に導くことが出来る様になつた。そこでこのライトガイドを利用して手術用照明装置を試作したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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