文献詳細
臨床実験
文献概要
I.まえがき
IDU (5—iodo−2'—deoxyuridine)点眼による角膜ヘルペスの治験例は,昭和38年頃から多数報告されているが,主に単純ヘルペスに関するものである。これらの論文中に,IDU点眼が,帯状ヘルペス,水痘ヘルペスに対しても,やや有効であると記載されている1)2)3)4)。
varicella-zoster virusは,herpes simplexvirusと同じDNA virusに属し,形態学的にも同一である5)。したがつて単純ヘルペスに対して卓効のあるIDUが,帯状ヘルペスや角膜水痘に対しても,効果があると考えられる。
IDU (5—iodo−2'—deoxyuridine)点眼による角膜ヘルペスの治験例は,昭和38年頃から多数報告されているが,主に単純ヘルペスに関するものである。これらの論文中に,IDU点眼が,帯状ヘルペス,水痘ヘルペスに対しても,やや有効であると記載されている1)2)3)4)。
varicella-zoster virusは,herpes simplexvirusと同じDNA virusに属し,形態学的にも同一である5)。したがつて単純ヘルペスに対して卓効のあるIDUが,帯状ヘルペスや角膜水痘に対しても,効果があると考えられる。
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