文献詳細
文献概要
第1回眼・光学屈折学会
厚みのある乱視眼鏡レンズについて
著者: 沢口勉1 岡島弘和1
所属機関: 1日本光学
ページ範囲:P.1152 - P.1152
文献購入ページに移動 1827年グリニッチ天文台長G.B.Airyが,光学家Fullerに,乱視眼を矯正するために球面,円柱面レンズを製作させたのが,乱視用眼鏡レンズの始めとされています。
円柱面レンズは,軸上ではたしかに眼の乱視を相殺するが,眼を回転させた軸外では,眼の乱視を充分に相殺していない。後にToric面を有したレンズが用いられるようになつて,軸外においても,かなり眼の乱視を相殺できるようになつた。しかしながら所定の頂点屈折力を持つToric面レンズは無数にあります。このため同じ頂点屈折力を有するToricレンズに,ただ経験から割出された,種々の曲率半径を持つたレンズが出まわる結果となりました。
円柱面レンズは,軸上ではたしかに眼の乱視を相殺するが,眼を回転させた軸外では,眼の乱視を充分に相殺していない。後にToric面を有したレンズが用いられるようになつて,軸外においても,かなり眼の乱視を相殺できるようになつた。しかしながら所定の頂点屈折力を持つToric面レンズは無数にあります。このため同じ頂点屈折力を有するToricレンズに,ただ経験から割出された,種々の曲率半径を持つたレンズが出まわる結果となりました。
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