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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科21巻1号

1967年01月発行

文献概要

臨床実験

Waldenström's macroglobulinemiaにみられた網膜症の1例

著者: 土屋忠久1 米地和夫1 今井克彦1 小野寺清寿2 柴田昭2 加藤守3

所属機関: 1東北大学眼科 2東北大学鳥飼内科 3古川市立病院内科

ページ範囲:P.33 - P.38

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I.緒言
 Waldenström1)がこの疾患を最初に報告して以来,世界各国よりの報告例は多数にのぼり,三好2)によれば1962年までに約250例がみられ,眼科分献にもいくつかの報告がみられる。我国に於ては三好3)の第1例以来,10余例が報告されているが,眼科的所見については,ほとんど記載がない。本邦の眼科文献には,著者の調べた範囲ではWaldenström's macroglobulinemia (以下本症と省略)の報告例はみられず,眼底図もみられない。土屋一4)の症例は,臨床症状,眼底所見および検査所見などから本症が最も疑われるが,血清の超遠心分析が行なわれておらず,本症と断定でのきない。その他,血清蛋白病に関する2,3の抄録5)6)7)はあるが,本症とは異なるものである。以下,我々の経験した症例を報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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