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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科21巻1号

1967年01月発行

文献概要

手術

網膜剥離に対する鞏膜短縮法

著者: 塚原勇1

所属機関: 1関西医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.67 - P.69

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I.緒言
 私は昭和35年の本誌1)に,「網膜剥離に対する鞏膜短縮術(仮称Chamlin-Rubner法)の経験,予報」として私が仮称したいわゆるChamlinRu—bner法の変法について術式を紹介した。この呼び名は適切であつたかどうか私には分らないが,この術式の原法を記した論文2)はM.ChamlinとK,Rubnerの共著になつているのでこの様に呼んでみた。ともあれ,この方法は私が最近まで在職していた京大の眼科では広く行なわれ,他学の一部の人々にも関心をもたれたり3),実際に行なつて頂いたようである4)。しかし,この方法を行なつて不成功であつた患者を紹介されて再手術を行なう機会があつて感じたこともあり,私の方法はその後変つて来ているので,現在の方法を紹介しようと思い立つた。昭和35年,私は予報として本法を紹介したままその後に続くものを書いておらず,いささか気にもなつていた折でもあり,私の鞏膜短縮法もこれ以上たいして変らないと思うので,現在の方法を紹介して予報に次ぐ報告として責を果したいと思う。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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