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文献概要
臨床実験
種々の眼症状を伴つたRecklinghausen病の2症例
著者: 荒井優子1
所属機関: 1慶応義塾大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.1165 - P.1171
文献購入ページに移動I.緒言
Recklinghausen病(以後R病と略す)は,その臨床症状が多様多彩であるため各科領域で数多く報告されている。本症の眼症状に関しては,1863年Billroth1)が眼瞼のRankeneuromeとして記載したのが最初であり,本邦では1906年水尾2)が初めて眼瞼叢状神経腫として発表して以来これまでに70余例報告されている6)。
著者は最近眼症状を伴つたR病2例を経験し,うち1例は拍動性眼球突出,水晶体混濁,および眼底に特異な所見を呈しており,これらが特徴的であつたので報告する。
Recklinghausen病(以後R病と略す)は,その臨床症状が多様多彩であるため各科領域で数多く報告されている。本症の眼症状に関しては,1863年Billroth1)が眼瞼のRankeneuromeとして記載したのが最初であり,本邦では1906年水尾2)が初めて眼瞼叢状神経腫として発表して以来これまでに70余例報告されている6)。
著者は最近眼症状を伴つたR病2例を経験し,うち1例は拍動性眼球突出,水晶体混濁,および眼底に特異な所見を呈しており,これらが特徴的であつたので報告する。
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