icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科21巻10号

1967年10月発行

文献概要

臨床実験

視覚の生理的抑制に関する研究—1.正常視力のAmobarbitalによる脱抑制

著者: 筒井純1 高谷昌子1

所属機関: 1岡山労災病院眼科

ページ範囲:P.1195 - P.1197

文献購入ページに移動
I.緒言
 PleopticsにAmobarbitalを使用するphar—macological pleopticsに関しては私どものクリニックからたびたび報告1)2)3)しているがこの薬の視覚に対する作用をいろいろの角度から検討するために今回は正常視力眼に対する効果を実験した。一般に神経機能は,生理学的に促進と抑制の2つの相反する作用によつてコントロールされ,大脳には抑制支配の根源となる皮質が存在することが知られている。私どもはAmobarbitalにより視覚が脱抑制を受けると正常視力がさらに高くなる現象を発見した。今回はAmobarbitalにより正常視力がいかに変化するかということを主体に述べるが,この現象の解明のためにさらに電気生理学的研究も必要で一連の研究を行なう計画である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?