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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科21巻10号

1967年10月発行

文献概要

眼・光学学会

Prevost (イタリア製クセノン光凝固機)の経験

著者: 野寄達司1 馬場賢一1 紺山和一1

所属機関: 1順天堂大学医学部眼科

ページ範囲:P.1219 - P.1220

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 現在わが国で使用されている光凝固機は主として西独ツアイス製クセノン光凝固機である。クセノン高圧アークランプは光源として,きわめて安定度が高いので,この凝固機は臨床的にも広く応用されている。しかし一方に価格が高く,型が大きく,移動性が少ないなどの欠点や,観察照準系に不満足な点がある。Prevostはイタリア製クセノン光凝固機で,ツアイス型の欠点を補おうといろいろと工夫をしてある。著者らは約1年前から,本機を使用する機会を得た。光学系の性能は西独製に劣るが,価格も安く,型もやや小さく,移動性もあり,適応症を選べば実用に供し得ることがわかつたので報告する。
 Prevostは1958年頃に,ミラノ大学の指導により製作されたものであるが,詳細なデータは不明であり,また現在ではあまり使用されていないようである(第1図)。その理由の主なものは観察系の不備によると思われる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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