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文献概要
臨床実験
Polyvinylpyrrolidon沈着症の1例
著者: 須田栄二1
所属機関: 1青森県立中央病院眼科
ページ範囲:P.1379 - P.1383
文献購入ページに移動I.緒言
Polyvinylpyrrolidon (PVP)はドイツで第二次大戦中代用血漿剤の研究が盛んにおこなわれた結果,Reppe3)(1940)によって創製された人工膠質である。
Acetylenからの重合によって任意の分子量がえられ,安定性があり,刺激・アレルギー作用がなく,毒性も少なく,血清および組織の洗滌作用があり,とくにその低分子のものは排泄が良好で生体に悪影響を与えないとして,眼科にかぎらずその医学的応用の広いものである。
Polyvinylpyrrolidon (PVP)はドイツで第二次大戦中代用血漿剤の研究が盛んにおこなわれた結果,Reppe3)(1940)によって創製された人工膠質である。
Acetylenからの重合によって任意の分子量がえられ,安定性があり,刺激・アレルギー作用がなく,毒性も少なく,血清および組織の洗滌作用があり,とくにその低分子のものは排泄が良好で生体に悪影響を与えないとして,眼科にかぎらずその医学的応用の広いものである。
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