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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科21巻2号

1967年02月発行

文献概要

特集 第20回臨床眼科学会講演集(その1)

網膜色素変性症の治療に関する基礎的研究(5)

著者: 松下和夫1 谷美子1 津村暁1

所属機関: 1大阪市交通局病院眼科

ページ範囲:P.201 - P.208

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I.緒言
 従来から,私達は網膜色素変性症に対して臨床的にいかなる治療法が有効であるかを実験的に予測し,その成果を臨床的に応用したいと願い,その実験手段として視紅再生実験を採用してきた。その根拠は,本症はその病因の如何を問わず,本症成立の最小限の条件は視紅再生障碍と考えられるからである1)
 そこで,今回は,カタリンを基として,これに種々の薬物を併用した場合の視紅再生能を検討し,本症の治療に資するところがありたいとしたので,その結果,さらにはその臨床的使用例について報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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