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特集 第20回臨床眼科学会講演集(その1)
未熟児網膜症の臨床的研究
著者: 植村恭夫1 田村秀子1
所属機関: 1国立小児病院眼科
ページ範囲:P.257 - P.266
文献購入ページに移動I.緒言
著者の1人植村は,さきの第19回臨床眼科学会において,未熟児網膜症を主体とした未熟児の眼科的管理の必要性をといた。その後国立小児病院の開院と共に,同病院未熟児室における眼科的管理を行つた78例の未熟児中に13例の活動期症例を診療し,また,同院眼科外来を訪れた瘢痕期症例は,40例に達したので,これらについての観察結果を報告し,未熟児の眼科的管理の必要性を重ねて強調する次第である。
先ず,外来を訪れた瘢痕期症例に関し,その実態を報告し,次に,未熟児病棟における眼科的管理により発見した未熟児網膜症の臨床的観察結果を述べることとする。
著者の1人植村は,さきの第19回臨床眼科学会において,未熟児網膜症を主体とした未熟児の眼科的管理の必要性をといた。その後国立小児病院の開院と共に,同病院未熟児室における眼科的管理を行つた78例の未熟児中に13例の活動期症例を診療し,また,同院眼科外来を訪れた瘢痕期症例は,40例に達したので,これらについての観察結果を報告し,未熟児の眼科的管理の必要性を重ねて強調する次第である。
先ず,外来を訪れた瘢痕期症例に関し,その実態を報告し,次に,未熟児病棟における眼科的管理により発見した未熟児網膜症の臨床的観察結果を述べることとする。
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