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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科21巻3号

1967年03月発行

特集 第20回日本臨床眼科学会講演集 (その2)

糖尿病性および高血圧性網膜症における眼球結膜の微小循環

著者: 谷口慶晃1 松井弘治1

所属機関: 1九州大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.301 - P.308

文献概要

I.緒言
 糖尿病や高血圧の際に,細小血管系に種々の障害がおこり,糖尿病性網膜症や高血圧性網膜症は勿論,腎症なども合併してくることはよく知られている。
 眼球結膜の血管を観察し,その微小循環の状態を知ることは,極めて容易であり,自然のままの状態で検討し得る点など他の組織と比較して利点が多い。それでKniscly1)(1947)が始めて球結膜細小血管内の赤血球集合現象を観察して以来,現在まで各種疾患の微小循環動態の特異性を確立しようとして,いろいろの研究が行なわれてきた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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