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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科21巻3号

1967年03月発行

文献概要

特集 第20回日本臨床眼科学会講演集 (その2)

臨床面から見た最近の眼鏡レンズの検討

著者: 戸塚清1 西川信子1

所属機関: 1関東逓信病院眼科

ページ範囲:P.365 - P.368

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I.緒言
 普通の眼鏡は,コンタクトレンズと違つて,掛けたり,外したりが誠に容易,簡便で,多くの人に愛用されている。しかしあからさまに顔に掛けるという条件は避けることが出来ない。眼鏡を掛けているという事は一目瞭然分つてしまうし,その人の顔の感じもある程度変えてしまう。これは宿命的な特徴である。そこで眼鏡として十分な機能を備えている他に,見た感じも出来るだけ好ましく保ちたい願望が生じて来る訳である。
 私共は,昭和40年末の逓信医学誌上に,眼鏡と顔との関連について論文を書いた。そこでは主として眼鏡枠を中心にして,これと顔との関係を美学的見地から論じた。今回は眼鏡の働きをつかさどる本命である眼鏡レンズを主題にして,これと顔や眼との関係,更に眼鏡レンズの最近の進歩,変革等について色々申し述べて見たいと思う。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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