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特集 第20回日本臨床眼科学会講演集 (その2)
新しい眼窩圧計について
著者: 川畑隼夫1
所属機関: 1鹿児島大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.373 - P.375
文献購入ページに移動I.緒言
眼窩圧測定は眼窩内病変を知る上の重要な検査法の一つであるが,本邦においては,青池,植村氏等の2,3の業績があるに過ぎない。
著者も植村氏と同様にCopper氏等にならつてOrbitonometerを試作し,眼窩圧測定を試みて来た。その結果従来の器械は使用法は簡便ではあるが,2,3の器械上の欠点を見出した。そこで従来の器械よりもより正確な測定値を得られるように,眼底血圧測定用のCAPメーターに,眼球沈降量を測定する為のトランスヂューサーを附加し,眼球への加圧量と眼球の沈降量との変化を電気的に取り出して,同時に連続的に記録させる方法を考案した。
眼窩圧測定は眼窩内病変を知る上の重要な検査法の一つであるが,本邦においては,青池,植村氏等の2,3の業績があるに過ぎない。
著者も植村氏と同様にCopper氏等にならつてOrbitonometerを試作し,眼窩圧測定を試みて来た。その結果従来の器械は使用法は簡便ではあるが,2,3の器械上の欠点を見出した。そこで従来の器械よりもより正確な測定値を得られるように,眼底血圧測定用のCAPメーターに,眼球沈降量を測定する為のトランスヂューサーを附加し,眼球への加圧量と眼球の沈降量との変化を電気的に取り出して,同時に連続的に記録させる方法を考案した。
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