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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科21巻3号

1967年03月発行

文献概要

特集 第20回日本臨床眼科学会講演集 (その2)

北海道内に発生したSMON患者の眼症状

著者: 杉浦清治1 越智通成1 酒井忠一1 二神種忠1 青木功喜1 松田英彦1 佐竹幸雄1 工藤英夫1 山賀力1 有賀和夫1 有賀文伯2 小山内永三3 奈良尚久4

所属機関: 1北海道大学医学部眼科 2日本製鋼所病院眼科 3釧路市立総合病院眼科 4市立旭川病院眼科

ページ範囲:P.409 - P.416

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I.緒言
 近年日本各地から,下痢,腹痛等の腹部症状を前駆とする脳脊髄炎(いわゆるSMON)の報告が相次いでなされ,本症の独立性に関して内科学,神経科学,病理学,微生物学等の立場より色々検討されている。本症には又眼症状を伴う事があるために,眼科学的立場からも検討が加えられつつある。北海道においては,昭和33年以来釧路市を中心として又昭和37年以降は室蘭市周辺にも本症が多発し,更にその他の地域にも散発的に発生を見ている。今回我々は,この内の105例について眼科的検査を行い,本症に伴う眼障害の病型について検討したので,ここに報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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