文献詳細
特集 第20回臨床眼科学会講演集(その3)
文献概要
I.緒言
Tay-Sachs氏病はWaren Tayが1881年に発見し,さらにBernard Sachsが1887年にこれを詳細に記載,1897年に家族性黒内障性白痴(Idiotia familiaris amaurotica)として発表したものである。著者らは最近本症の例を臨床的に観察したところ,脳圧亢進を認めたので脳室心房吻合術を施行した。術後経過良好であつたが,生後22ヵ月で死亡した例を経験したので報告する。
Tay-Sachs氏病はWaren Tayが1881年に発見し,さらにBernard Sachsが1887年にこれを詳細に記載,1897年に家族性黒内障性白痴(Idiotia familiaris amaurotica)として発表したものである。著者らは最近本症の例を臨床的に観察したところ,脳圧亢進を認めたので脳室心房吻合術を施行した。術後経過良好であつたが,生後22ヵ月で死亡した例を経験したので報告する。
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