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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科21巻4号

1967年04月発行

文献概要

特集 第20回臨床眼科学会講演集(その3)

篩骨および蝶形骨洞拡大による失明例

著者: 小原実1

所属機関: 1神戸大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.523 - P.527

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I.緒言
 眼と副鼻腔とは解剖学的に密接な関係があり,既に19世紀末期より幾多の報告がある。就中副鼻腔疾患によつて起こされる視神経障害の報告は多いが,我々は右側篩骨洞および蝶形骨洞の異常な拡大を有し且つ同側の視神経萎縮を見た症例に遭遇し,鼻科的手術により視神経管を開放して,これら骨洞の形態,粘膜および骨壁の病理学的検索を行い,今日未だ解明されない鼻性視神経炎の原因探求の一助となればと考え,ここに報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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