icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科21巻5号

1967年05月発行

文献概要

特集 第20回日本臨床眼科学会講演集 (その4)

向精神剤の大量投与によつて生ずる調節不全麻痺と緑内障症状

著者: 諌山義正1 安井多津子1

所属機関: 1神戸大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.635 - P.638

文献購入ページに移動
I.緒言
 抗ヒスタミン作用を示すPhenothiazine誘導体の研究中,ChlorpromazineがLaboritにより人為冬眠に利用された。これは,体温低下と共に代謝機能および循環機能が抑制され,生体の反応が低下する事を応用したものである。
 現在は,Chlorpromazine系薬剤は,majortranquilizerとしての性質が,その利用の主位を占め,精神科領域において分裂病その他に比較的大量使用され,その治療に新分野を開いている。然しながら,その大量投与により副作用も無視出来なくなり,種々の副作用が成書に記載されている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら