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特集 第20回日本臨床眼科学会講演集 (その4)
Groenblad-Strandberg症候群2例の眼科的考察
著者: 牧治1 市川宏1 谷宏1 上林茂1 矢地通子1 永島敬士2
所属機関: 1中央鉄道病院眼科 2中央鉄道病院皮膚科
ページ範囲:P.639 - P.642
文献購入ページに移動全身病と関係のある眼の疾患の一つとして,Groenblad-Strandberg症候群があり,これは系統的な結合組織の遺伝疾患である。Doyneは1889年に網膜に於ける黒褐色の線条形成について始めて記載し,1929年にGroenbladが眼球の組織所見を発表すると共に,皮膚科医であるStra—ndbergとの協力で色素線条が弾力線維性仮性黄色腫と合併する事を発表した。これ以後本症が全身弾力線維の退行変性に起因するもので,皮膚,眼のみならず,循環系障害をも合併する事が判つて来ている。著者らは本症の2例を経験したので報告する。
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