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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科21巻5号

1967年05月発行

特集 第20回日本臨床眼科学会講演集 (その4)

腎炎性網膜症についての一考察—内科的所見ならびに腎生検像との比較検討において

著者: 小林フミ子1 茂木劼1 三村信英2

所属機関: 1虎の門病院眼科 2虎の門病院循環器科

ページ範囲:P.671 - P.672

文献概要

 1.比較的軽症な糸球体腎炎殊に潜在性慢性腎炎28例について,眼底所見の経過を観察し,内科的所見および腎生検像と比較検討した。観察は概ね3年間に亘り継続して行つた。
 2.従来,内科的に尿蛋白と軽度の血尿以外に所見のない潜在型慢性腎炎については,眼底にも殆ど所見を伴なわないとされていたが,経過を追つて観察してゆくと,軽度ながらも変化を認め,更に病状の悪化してゆくものではこれと平行して眼底所見も推移している事が認められた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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