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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科21巻6号

1967年06月発行

文献概要

銀海余滴

貧乏ひまなし

著者: 初田博司1

所属機関: 1初田眼科医院

ページ範囲:P.750 - P.750

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 医局の若い人達も10人のうち9人までが将来開業するということになると,その人達には今から是非心掛けておいてもらいたいことがある。何しろ自分の診療所の蓋をあけたときから直ちに全てを自分ひとりで出来るように今から修業をつんでおく必要があるのだ。将来の世の中は,ますます人手不足になるものと思つて間違いないし,何人もの人を雇うということは経済的にも問題があつて仲々実現し難いことのようだ。
 そこで最低線を考えると,だれかさんの様に,女房をプレがわりにして2人で仲よく(時々けんかも結構)やつてゆくのが普通のことになつてきそうに思う。たまたまオールセルフサービスのところを,縁あつて手伝つて下さる女性でもいるとすればよろしく高給をもつて迎えて仕事の上でのベターハーフとして勤めていただく方がいいわけだが,できれば女房にはあくまで仕事を手伝わせないのが原則だろう。名の示す通り彼女は奥様であり,奥に引つ込んでいるべきものであり,表門でなく裏門の方を守備してもらえばいいわけである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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