文献詳細
臨床実験
Clinical EKCに対するα—Mercaptopropionyl glycineの使用経験
著者: 市川達1 山之内照雄1
所属機関: 1太田総合病院眼科
ページ範囲:P.773 - P.777
文献概要
流行性角結膜炎(以下EKC)は,その起炎病原体に対する有効な薬剤を欠くために,多数の患者があり,中には重症な点状表層角膜炎を起して永く視力障害を残す者があり,このことは眼科専門医の少ない地方に著しいと思う。
文献によると,強力ネオミノファーゲンC (以下SNMC)が有効であるとする報告と,強力パニールチン(以下SP)が有効であるとする報告とがある。この2剤は共にシスチン(前者は還元態のシスティン)を含有している。
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