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〔眼・光学学会〕
水晶体の球面収差について
著者: 中尾主一1 永田良2 藤本蕃1 岩田耕一2 鈴木達朗3
所属機関: 1奈良県立医科大学眼科学教室 2大阪府立大学工学部機械工学科 3大阪大学工学部応用物理学教室
ページ範囲:P.799 - P.802
文献購入ページに移動著者等は先にシュリーレン定量法を用い,イエウサギ水晶体の屈折率分布の定量測定を試み,それが連続的に変化し,その分布状態が,楕円的放物面で近似されることを発表した2)3)4)5)。
また特定個体に関する測定値を用いた光学モデルについての収差の計算値は,屈折率を均質と仮定した場合に比べいちぢるしく小さいこと,媒質を空気とせず眼内液と仮定した計算値も極めて小さくなること,などからこのモデルが合理的であることを発表した4)。
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