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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科21巻7号

1967年07月発行

文献概要

臨床実験

尿崩症と緑内障を伴つたサルコイドージスの1例

著者: 松尾治亘1 中西堯朗1 遠藤成美1

所属機関: 1東京医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.843 - P.845

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I.緒言
 尿崩症は,間脳下垂体系疾患であり,間脳下垂体と眼圧との関連は認められている1)。しかし,尿崩症と緑内障の合併例は,みられない。
 我々は,サルコイドージス(サと略す)が原因と診断されたこの合併例を経験したが,本症例の如くサの一症状として尿崩症を呈することは,極めて稀であり,本邦で3例目である2)3)4)5)。緑内障を合併した例は初めてである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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