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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科21巻7号

1967年07月発行

臨床実験

眼科領域における抗炎症酵素剤ブロメラインの使用経験

著者: 本橋昭男1 小西恒夫1

所属機関: 1静岡赤十字病院眼科

ページ範囲:P.865 - P.869

文献概要

I.緒言
 最近酵素化学の進歩により,蛋白分解酵素に抗炎症作用があることが解明され,臨床面に広く応用されるようになつた。
 ブロメラインはパイナップルの茎汁から抽出した蛋白分解酵素で,従来の動物性蛋白分解酵素と異なつて植物性であることが特徴である。ブロメラインの効果については既に多くの報告があるが,著者は今回ブロメライン製剤アナナーゼを2,3の眼疾患に使用する機会を得たのでその成績をここに報告し,かつその抗炎症機序について考察をしてみた。アナナーゼは1錠中にブロメライン20mg (50,000ローラー単位)を含む腸溶剤である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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