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文献概要
眼・光学学会
感覚尺度構成による視覚系の正弦波レスポンス
著者: 藤村郁夫1 山本勝昭1
所属機関: 1富士フイルム足柄研究所
ページ範囲:P.877 - P.880
文献購入ページに移動I.まえがき
私達は昨年本学会でボケた輪郭線の強度分布に見られるMach現象と視覚系の正弦波レスポンスを論じた際,①視覚系の特性,②広がり関数で表わされるNeural unit等についても言及した。これらは従来独立の現象として記述されて来た視力とコントラスト弁別能を単一の概念で一義的に説明しようとしたものである。
この視覚系のMTFは近来各所で発表されているけれども測定法についてまとめてみると,①閾②閾上,に大別される。閾はコントラストの識別限界感度を求めるものであり,閾上ではMach現象からのものと,主観的等価値による測定が行われてきた。
私達は昨年本学会でボケた輪郭線の強度分布に見られるMach現象と視覚系の正弦波レスポンスを論じた際,①視覚系の特性,②広がり関数で表わされるNeural unit等についても言及した。これらは従来独立の現象として記述されて来た視力とコントラスト弁別能を単一の概念で一義的に説明しようとしたものである。
この視覚系のMTFは近来各所で発表されているけれども測定法についてまとめてみると,①閾②閾上,に大別される。閾はコントラストの識別限界感度を求めるものであり,閾上ではMach現象からのものと,主観的等価値による測定が行われてきた。
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