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眼・光学学会
角膜前面曲率とコンタクトレンズベースカーブとの関係
著者: 保坂明郎1 関根高子1 大繩早苗1
所属機関: 1福島県立医科大学眼科学教室
ページ範囲:P.891 - P.894
文献購入ページに移動スフェリコンレンズの出現以来,角膜コンタクトレンズ(以下C.L.と略記)の概念が変り,現在では直径9mm前後のベベルつきPoly-curvelensが常用とされているが,そのベースカーブの決定については意外に諸家の見解は一致していない。我々は何らかの標準化が出来ないものかと考え,少しく検討した。
言うまでもなくC.L.の適合(haptics)には物理的な面のみでなく生理的な面の問題も関連し複雑であるが,今回は角膜の前面曲率とC.L.のベースカーブとの関係のみについて考察する。
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