icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科22巻1号

1968年01月発行

文献概要

臨床実験

ブルヌビーユ・プリングル氏母斑症の一症例

著者: 松浦啓之1

所属機関: 1鳥取大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.23 - P.26

文献購入ページに移動
I.緒言
 本症は1880年,神経学者Bournevilleにより,はじめて独立の疾患として報告された。のちに1890年皮膚科医Pringleにより,本症に脂腺腫の合併することが報告され,さらに眼底に腫瘍が発見されたのは1921年眼科医van der Hoeve1)をもつてはじめとする。それ以来本症は,顔面皮膚の脂腺腫,癲癇発作,精神薄弱がいわゆるtriasとなり診断上重要となつた。その一つや二つを欠くか,さらにtrias以外の症候のみからなる不完全型も現われて,本症はめずらしい疾患ではなくなつた。著者は最近triasを有する本症の典型例に遭遇したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?