臨床眼科22巻1号

1968年01月発行

臨床実験

神経原性変化の混在した慢性進行性外眼筋麻痺の1例

著者： 山本知彦¹

所属機関： ¹東京大学医学部眼科学教室

ページ範囲：P.51 - P.56

文献概要

I．緒言
　慢性進行性外眼筋麻痺（いわゆるocular my—opathy）は，現在，臨床的観察，筋電図検索，病理組織学的所見より筋原性変化と考えられているが，私は最近骨格筋に神経原性変化が混在したocular myopathyの1症例を経験したので報告する。