文献詳細
文献概要
臨床実験
Mucofadin点眼液による治療経験
著者: 高山東洋1 鶴岡康子1
所属機関: 1国立埼玉病院眼科
ページ範囲:P.73 - P.77
文献購入ページに移動I.緒言
ビタミンB2各型の角膜疾患患者の代謝および治療効果に関しては,多数の報告1)〜7)があり,特にFAD (フラビン・アデニン・ジヌクレオタイド)が局所に使用された場合に,角膜の代謝促進作用を有し,角膜疾患に効果があることは,広く認められている8)9)。
一方,組織成分の一部をなす酸性ムコ多糖類の損傷治癒に関する効果も,多方面にわたつて知られており,全身投与,結膜下注射,点眼などにより角膜表層損傷の治癒促進10)11),混濁の透明化10)〜13)から,眼精疲労・調節衰弱12)〜14),近視の治療15)などにすら効果があるとして,広範囲にわたつてその使用が検討されている。
ビタミンB2各型の角膜疾患患者の代謝および治療効果に関しては,多数の報告1)〜7)があり,特にFAD (フラビン・アデニン・ジヌクレオタイド)が局所に使用された場合に,角膜の代謝促進作用を有し,角膜疾患に効果があることは,広く認められている8)9)。
一方,組織成分の一部をなす酸性ムコ多糖類の損傷治癒に関する効果も,多方面にわたつて知られており,全身投与,結膜下注射,点眼などにより角膜表層損傷の治癒促進10)11),混濁の透明化10)〜13)から,眼精疲労・調節衰弱12)〜14),近視の治療15)などにすら効果があるとして,広範囲にわたつてその使用が検討されている。
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