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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科22巻1号

1968年01月発行

文献概要

臨床実験

Mucofadin点眼液による治療経験

著者: 高山東洋1 鶴岡康子1

所属機関: 1国立埼玉病院眼科

ページ範囲:P.73 - P.77

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I.緒言
 ビタミンB2各型の角膜疾患患者の代謝および治療効果に関しては,多数の報告1)〜7)があり,特にFAD (フラビン・アデニン・ジヌクレオタイド)が局所に使用された場合に,角膜の代謝促進作用を有し,角膜疾患に効果があることは,広く認められている8)9)
 一方,組織成分の一部をなす酸性ムコ多糖類の損傷治癒に関する効果も,多方面にわたつて知られており,全身投与,結膜下注射,点眼などにより角膜表層損傷の治癒促進10)11),混濁の透明化10)〜13)から,眼精疲労・調節衰弱12)〜14),近視の治療15)などにすら効果があるとして,広範囲にわたつてその使用が検討されている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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